HOME会長挨拶
会長挨拶
令和4年６月より会長に就任いたしました村野実之（むらの みつゆき）です。
中央区東医師会は新制医師会の発足とともに昭和22年に設立されました。中央区の北部（旧東区）で医療機関を開業もしくは勤務している会員348人、148の医療機関で構成されています、当地区には大阪医療センター、大手前病院、大阪国際がんセンターという基幹病院があり、中央区東医師会は強固な病診連携のもと、地域の皆様の健康保持増進の事業・活動を行っています。
当地域は、蘭方医、緒方洪庵が1838年に開いた「適塾」や、病気平癒・健康成就にご利益がある「神農さん」の愛称で親しまれている「少彦名神社」など医薬業にまつわる歴史的遺物なども数多く存在する由緒のある地域です。一方、近年のタワーマンションなどの建設に伴い住民人口は20年前の２倍と急増しております。さらには淀屋橋や本町という大阪トップクラスの商業地を有する地域で、昼間人口は約5倍にあたる約50万人が活動されており、人口増加に対する対策とともに、災害時の対策も重要であります。
そのため当医師会では住民の方のみならず、地域の企業にお勤めの方、学校に通われている方々にも医療提供はもとより、地域の医療を維持すべく以下のような多岐に渡る事業を、自治体など関係機関と協力しながら活動しております。
- 地域住民の健康の維持及び増進に関する事業 生活習慣病に対する特定健診、胃がん大腸がんなど各種がん検診、予防接種などを行っています。
- 学校保健に関する保健医療事業 小中学校、高校、幼稚園、保育所、聴覚支援学校など皆様の健康を管理する学校医、園医として活動しています。
- 労働安全衛生に関する産業保健事業 企業・事業所で働く方々が安心して健康に働けるように産業医の資格を持つ医師会員のご紹介致します。 産業医育成のための産業医講習会の開催などを行っています。
- 救急医療体制の維持、災害医療対策、感染パンデミック対策に関する事業 休日・夜間診療所への出務。自治体と連携を取りながら避難所医療所の設置など災害医療体制の構築を図っています。
- 在宅医療、介護・福祉事業 医療、介護、福祉の方々と「地域包括ケアシステム」の事業に携わり、介護保険や障がい者福祉の認定をはじめ中央区の各種審議会・協議会に参加しています。
- 医師の生涯研修及び医療連携の強化に関する事業 医学医療は日々進歩しています。医療の質を向上させるため定期的に学術講演会を開催しています。また、病診連携会議・診診連携会議を通じ地域住民の皆様が最良の医療を受けられるように基幹病院と各診療所と連携強化を図っています。
このホームページでは医療機関の検索や当地区の医療状況について皆様の役に立つ情報を発信して参ります。他地域からの転居転入、職場転換で当区に通勤される方々が「かかりつけ医」をお探しの場合、当ホームページを参考にしていただければ幸いです。また、「産業医」についてもお問い合わせいただければ、ご相談させていただきます。 中央区東医師会は、地域でお暮しの皆様に信頼され、安心安全に過ごしていただきますよう自治体など関係機関と連携しながら様々な活動を行なってまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 大阪市中央区東医師会会長
村野 実之